ゲストハウスと『江戸しぐさ』
突然ですが『江戸しぐさ』という言葉をご存知ですか?
江戸時代の庶民が身につけていた『しぐさ』のことをこう呼ぶんだそうです。
お金や物よりも人間を大事にし、差別のない共生の精神で、皆が仲良く暮らせ
る平和を基本として考える。
国土に限りのある日本において、自然と発達していったLOVEな精神ですね。
思いやる気持ちが基本にあって、その結果お互いに快適な暮らしを楽しむと
いう点は、ゲストハウスの生活にはとても似ている様に思います。
江戸時代だろうが平成だろうが無くしてはいけない素敵な日本の感性ですよね。
と言う事で『江戸しぐさ』をいくつか。
『うかつあやまり』:
街で足を踏まれた方が「うっかりしていた私も悪かったのです。うかつでした」
と謝ったので、「うかつあやまり」というそうです。
現代では足を踏んだ方が謝るのが普通ですが、『江戸しぐさ』では踏まれた方
も「うかつだった」と謝ったそうです。お互い様ということで争いを避けた訳
ですね。もはやギャグの領域ですが、その潔さがたまらなく格好良いです。